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研究発表報告

日本語上級学習者のレポートに見られる副詞語彙の特徴

申請者名:中嶌容子(2006年度 日本語教育学プログラム修了)
発表学会・大会名:日本語教育学会 2016年度 第9回研究集会 関西地区(大阪)
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:http://www.nkg.or.jp/wp/wp-content/uploads/2017/01/kk-16-09.pdf
発表区分(研究発表):研究発表
発表年月日:2017年3月11日
研究課題名:日本語上級学習者のレポートに見られる副詞語彙の特徴

研究概要:上級学習者が各自のテーマ(日本文学、日本語、日本文化の分野)で書いた学術的なレポートで使用されている程度副詞と陳述副詞について、日本語母語話者の研究論文とどのような違いがあるかを調査し、さらに、どのような語の習得に問題があるかを検討した。 学習者については筆者が担当した上級作文クラスの19名のレポート下書き(各5000字〜13000字程度)から、母語話者については若手研究者(主に大学院生)の日本文学、日本語教育、社会文化、比較文化の専門論文11編(各9800字〜37000字程度)から程度副詞と陳述副詞を抽出し、比較を行った。その結果、次のような点を指摘することができた。 1)副詞の使用量が、異なり語数・のべ語数いずれにおいても、学習者では「程度副詞>陳述副詞」であるのに対し、母語話者では「程度副詞<陳述副詞」である。また、母語話者の陳述副詞の使用数は、程度副詞以上に個人差が大きい。 2)学習者には口頭語である「一番」「もっと」の使用が多く見られ、これらは上級レベルでも文章語に切り替えにくい語と考えられる。 3)「ほとんど」「全く」のような程度副詞と陳述副詞(否定辞と呼応)の両方の用法がある語について、母語話者には両方の使用が認められたが、学習者では程度副詞での使用のみであり、陳述副詞での産出がより難しいと見られる。 4)陳述副詞のうち、「あえて」は統語面に困難な点が認められる。また、「むしろ」は母語話者に一定の使用があるのに対し、学習者の使用はない。学習者の「あえて」などを積極的に使用する態度を考えると「むしろ」は非用と考えられる。 今後は、問題のある陳述副詞を使おうとする学習者に、産出のための理解を促すような説明を考えていく必要があると考えられる。

研究発表報告: 会場からは、副詞の三分類のうち、情態副詞を扱わなかった理由や陳述副詞と程度副詞の境界に当たる語について、分類基準に関する質問を頂いた。 前者については、情態副詞の代表的なものが擬音語・擬態語であり、論文ではまず使用されないこと、また、三種類の副詞を全て扱うと分類が繁雑過ぎることを述べた。 後者については、「ほとんど」「全く」については否定辞との呼応が明確に見られるものを陳述副詞とし、「全く違う」のような、意味的には境界的だが否定辞と呼応していない場合は程度副詞と分類した旨を答えた。 その他、用例の収集、整理の方法についての質問があった。作業について会場では一定の評価を得られたが、更に用 例を増やして検討する必要を感じた。

テスト採点に及ぼすビリーフの影響についての考察−テスト採点とアンケートの結果から−

申請者名:藤崎三津子・稲田栄一(2016年度 日本語教育学プログラム 在籍)
発表学会・大会名:第11回 国際日本語教育・日本研究シンポジウム
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:http://www.ouhk.edu.hk/wcsprd/Satellite?pagename=OUHK/tcSchSing2014&c=C_LIPACE&cid=1385181068774&lang=eng&sch=LIP
発表区分(研究発表):研究発表
発表年月日:2016年11月20日
研究課題名:テスト採点に及ぼすビリーフの影響についての考察−テスト採点とアンケートの結果から−

研究概要: 筆者らは、これまで日本語教師としていくつかの教育機関で働いてきたが、周りの教師と教え方や学習評価などを合わせていかなければならなかった。学習者評価、とりわけテスト採点に関してはかなり大きな揺れがみられた。このような経験から、この異なりは教授経験や日本語教育の知識というよりは、ビリーフの違いから来るものではないかと考え、今後、日本語教師になろうとしている大学院生と、既に現役として働く日本語教師を対象にビリーフ調査を実施し、教師が持つビリーフが試験採点にどのような影響を及ぼすのか調査・分析を行った。

研究発表報告: 中国人教師のビリーフについての質問や、作文指導・採点におけるビリーフ以外の影響についての質問などをいただいた。また、調査・分析方法などについてもコメントやアドバイスをいただき大変有意義な研究発表になった。

動画によるプレゼンテーションの振り返り効果の一考察

申請者名:三木訓子(2009年度度英語教育学プログラム修了)
発表学会・大会名:2016年度JACET関西支部秋季大会
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:http://www.jacet-kansai.org/
発表区分(研究発表):研究発表
発表年月日:2016年11月26日
研究課題名:動画によるプレゼンテーションの振り返り効果の一考察

研究概要: 立命館大学生命科学部・薬学部では、必修英語にプロジェクト発信型英語プログラムを導入し、学生はリサーチの成果を発表している。本研究では1年生91名を対象に、中間発表の録画を視聴させ、最終発表への改善点を発見させることを試みた。この取り組みを検証するために、質問紙で動画視聴の効果と意識を、振り返りシートで気づきの内容とそれらが最終発表に反映できたかを調査した。その結果、9割の学生が動画を見ることは役立ったと回答、7割が今後も自分の動画による振り返りをしたいと回答し、この取り組みを有意義だと感じていることがわかった。しかし、自分の動画を他の学生に見られることについては3割が否定的な感情を示した。また、ビデオを見ての気づきが実際に改善するところまで至ったものは5割弱にとどまった。以上より、気づきを改善につなげるための教員のフィードバックや介入の在り方についての示唆が得られた。

研究発表報告: 参加者の方々からは、興味深い取り組みであり参考にしたいというコメントのほか、発表原稿の校正はどうしているのか、評価基準はどのようなものか、といった質問をいただきました。

接客中国語のマルチメディア教材開発

申請者名:楊彩虹(2005年度日本語教育学プログラム修了)
発表学会・大会名:ICTを活用した外国語教育の最前線を知るカンファレンス
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:http://www.flexict.jp/
発表区分(研究発表):研究発表
発表年月日:2016年9月4日
研究課題名:接客中国語のマルチメディア教材開発

研究概要: 近年、日本政府が観光立国を推進する国策を打ち出している。中国人観光客が増えてきているにもかかわらず、中国語で接客できる人材は依然として不足している。本発表では、1で研究の背景と必要性を述べて、2で接客中国語のweb教材を調査し、その良いところと不足しているところを指摘した。3では、教材開発の手順を示し、教材のコースを述べた。また、教材のシラバスとその中の一課「チェックイン」を作成してみた。今後は3で 示した手順に従い、教材を作成し、サイトに掲載して行く予定である。

研究発表報告: @エステサロン、ネイルサロン、美容院で使う接客中国語教材を作った方がいいのではないか。A既存のweb教材の音声教材作成に何か理論的な根拠があるのか。

日本留学中の日本語学習者の英語語彙サイズに関する考察:テストの開発と語彙サイズの測定

申請者名:辻本桜子(日本語教育・4期生)
発表学会・大会名:留学生教育学会・第21回年次大会(研究大会・総会)
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:http://www.jaise.org/nj-news.cgi?mode=dsp&no=96&num=
発表区分(研究発表):研究発表
発表年月日:2016年8月27日(土)
研究課題名:日本留学中の日本語学習者の英語語彙サイズに関する考察:テストの開発と語彙サイズの測定

研究概要: 現在、日本語教育機関の中には、国内の高等教育機関への進学を希望する留学生を対象に、英語教育も実施している機関が多数ある。しかし、これまでのところ、日本語を学びつつ、英語学習を並行して行う学習者に対する英語教授法の研究や教材の開発はなされていない。本研究は、留学生の英語学習指導や教材開発に向けた基礎研究として、学習者の英語語彙力を明らかにすることを目的としたものである。具体的には、Vocabulary Size Test (Nation, 2010)に基づく調査結果を踏まえ、「日本語学習者用英語語彙サイズテスト」を開発し、日本語学習者に対して開発したテストを実施、英語語彙サイズの測定を試みた。

研究発表報告: 来場者の方からは、特に開発したテストの検証方法についてのご質問、コメント、アドバイスをいただいた。検討を重ね、今後の研究の参考とさせていただきたい。

学生が大学に持ち込む携帯情報端末と学内電子リソースの活用に関する実態調査

申請者名:木村 修平(言語情報・2期生)
発表学会・大会名:2016PCカンファレンス
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:http://gakkai.univcoop.or.jp/pcc/2016/pdf/2016PCC-leaflet.pdf
発表区分(研究発表):口頭発表
発表年月日:2016年8月11日
研究課題名:学生が大学に持ち込む携帯情報端末と学内電子リソースの活用に関する実態調査

研究概要: 立命館大学4学部410名の学部生に対して実施した、大学内での情報端末の利用実態に関するアンケート調査の結果について報告を行った。また、個人が所有する端末の持ち込み(Bring Your Own Device: BYOD)を奨励している英語授業を1年間受講した3学部約220名の学部生を対象に実施したICTスキルの伸長についての自己評価調査についても報告を行った。

研究発表報告: 大阪大学豊中キャンパスで予定どおり口頭発表を行った。会場となった教室では立ち見が出るほどの盛況で、今回のトピックに関する大学関係者の関心の高さが伺えた。

Two Differing Spotlights on Bilingual Acquisition/attrition Research - Brain-Imaging and Linguistic Data Analysis

申請者名:QIAO Ting (2015年度 言語情報 在籍)
発表学会・大会名:JALT CALL & the BRAIN 2016
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:http://jalt.org/conference/call-proposals
発表区分:研究発表
発表年月日:2016年06月4日
研究課題名:Two Differing Spotlights on Bilingual Acquisition/attrition Research - Brain-Imaging and Linguistic Data Analysis

研究概要: A highly proficient Japanese-English bilingual was tracked over the 3 years after her return to Japan from a 15-year-long sojourn in the USA. Both linguistic data (spontaneously spoken and written English) and neurolinguistic data (verbal fluency tasks in Japanese and English, using functional near-infrared spectroscopy, fNIRS) were collected four times: (1) 3 months after returning to Japan (INC 0.03) as the baseline, (2) one later (INC 1.03), (3) two years later (INC 2.02), and (4) three years later (INC 3.01). The linguistic analysis revealed mixed results  there was some maintenance/improvement in English writing but a deterioration in oral fluency. The fNIRS analysis disclosed a fluctuating nature in Oxy-Hb both in Japanese and English. Discussion synthesising both the linguistic and fNIRS data is attempted in this presentation.

来場者コメント: Have you taken the cortex data? And how is it (comparing with Broca area, is there any difference)?

プロジェクト発信型英語プログラムにおける英語コミュニケーションテストOPIc利用の試み

申請者名:大賀まゆみ(2011年度 英語教育プログラムコース 修了)
発表学会・大会名:関西英語教育学会2016年度研究大会)
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:http://www.keles.jp/news/2016_21_cfp/
発表区分:研究発表
発表年月日:2016年06月12日
研究課題名:プロジェクト発信型英語プログラムにおける英語コミュニケーションテストOPIc利用の試み

研究概要: 立命館大学生命科学部・薬学部・スポーツ健康科学部では、1〜2回生の正課必修英語授業に、プロジェクト発信型英語プログラムを導入している。本研究では、同プログラムの統一的な評価基準作成にあたり、試験的に英語コミュニケーション力を測定するOPIc(Oral Proficiency Interview-computer)を用いて、プログラム受講により伸ばすことが出来る力を測定し、OPIc受験やプログラム受講に対する学生の認識調査を試みた。具体的には、1回生19名に対し、6月(Pre)と12月(Post)にOPIcを実施し、受験後の感想や授業との関連についてのアンケート調査を行った。PreとPostのOPIcのレベル比較の結果、大きな変化は認められなかったが、アンケートの記述から、OPIcは習熟度の低い学生でも緊張せず受験でき、学習意欲に結びつくことが示された。Postで明確な伸びが観察されなかった理由については、本プログラムでは、英語力だけではなく、学生が持っている様々な能力を駆使してコミュニケーションを成立させることに重点を置くその特異性にあると考えられ、継続的な観察の必要性が示唆された。

来場者コメント:以下の質問をいただきました。 1.英語でのプレゼンに慣れていない学生は(授業でのプレゼンを)嫌がらないか? 2.授業で撮影したビデオの活用方法を教えて欲しい 3.アバターが一方的に話すテストより、インタラクションのあるスピーキングテストの方が良いのではないか? 4.アバターより人間相手の方が緊張しない学生もいるのではないか? 和気あいあいとした雰囲気の中で意見交換が行え、有意義な発表となりました。

英語リメディアル授業における時事ニュースを活用したグループ活動

申請者名:宇佐美彰規(2010年度英語教育学プログラム修了
発表する学会・大会名:日本リメディアル教育学会 JADE 第4回 関東甲信支部大会
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:http://www.jade-web.org/jade/branch/kantoukoushin.html
発表区分(実践報告):実践報告
発表年月日:2015年11月28日
研究課題名:英語リメディアル授業における時事ニュースを活用したグループ活動

研究概要: 大学3回生以上を対象とした再履修授業は、基礎的英語学力の習得を目標としている。 また、英語に苦手意識を持つ上級生が卒業に向けて、必修英語科目の単位回復を目指す位置づけでもある。 本発表では、上級生の背景知識を活用した英文ニュースの読解グループ活動の実践例を報告する。 専門科目や経済ニュースだけでなく、環境問題やスポーツ結果など今とをつなぐ英語ニュースをクイズ形式で取り挙げた活動から、英語授業と英語学習に対するモチベーションの変化を検証したい。

来場者コメント:会場からは、動機付けで面白い取り組みであるが、学生に問題を作らせる、またグループで課題として質問を考えさせたりして、グループワークも交えることで、もっと違った授業展開ができるのではないかという指摘をもらうことができた。

紙芝居作成活動を取り入れた上級読解授業の試み

申請者名:深山道助(2005年度日本語教育学プログラム修了
発表する学会・大会名:日本語教育方法研究会・第45回研究会(立命館大学衣笠キャンパス)
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:http://jlem-sg.org/
発表区分(実践報告):口頭発表、ポスター発表
発表年月日:2015年9月19日
研究課題名:紙芝居作成活動を取り入れた上級読解授業の試み

研究概要: 本稿は、上級レベルの日本語学習者が能動的、かつ自律的に日本語の文章を読み解くスキルを身に付けることを目的とした実践報告である。テキストには星新一のショート・ショートや宮沢賢治の短編小説を用い、学習者自らに紙芝居を作成させ、その紙芝居を使ってストーリーを再構築させた。学習者が作成した紙芝居、感想文などを分析し、文字テキストを紙芝居化(視覚化)することで、単なるストーリーを追うテキスト内容の理解から、別の見方が立ち現れる解釈的な読みへ転換させ、受動的な読み方から脱却して、能動的な読みにスキルアップできる可能性を検証した。

来場者コメント:大変興味深い活動内容だ。小説だけでなく、論説文などでも実践可能な活動だ。学習者の読解の解釈、紙芝居の描き方が多様だ。限られた時間でカット割りをし、イメージを紙芝居化した学習者の能力を高く評価する。グループ内での協働、役割分担が重要なポイントだと思う。

大規模英語再履修クラスにおける学生の苦手意識変化を目的とした授業実践

申請者名:大賀まゆみ( 英語教育学プログラム8期修了生)
発表する学会・大会名:大学英語教育学会関西支部秋季大会
学会・大会のタイムテーブルHPアドレス: http://www.jacet-kansai.org/file/2014f-1.pdf
発表区分(研究発表、実践報告等):実践報告
発表年月日:2014年11月29日(土)
研究課題名:大規模英語再履修クラスにおける学生の苦手意識変化を目的とした授業実践

研究概要: 登録学生数120名、4回生が半数を占める大規模な一般教養の英語再履修クラスにおいて、英語に苦手意識を 持つ学生の「出席率の改善」、「英語に対する否定的な意識の軽減」、「基本的な英語力の向上」を目的として 授業実践を行った。初回及び最終回の授業時に、アンケート調査を実施・分析した結果、テキスト、 Power Pointを 活用した文法説明、コンテンツに焦点をあてた授業、教員-学生間のコミュニケーションを促進するコメントシートの 4点が好評であった。当該授業の 学生の満足度は90%、平均出席率は約70%、過半数の学生が英語力がついた と答え、4割の学生は英語に対して肯定的、またはより肯定的な感情を持つようになったと回答した。一方、ペアワーク、 グループワークについては学生間で意見が分かれ、大人数クラスの中でいかに学生中心活動と協働学習活 動を取り入れていくかは今後の課題となった。

来場者コメント:当日はフロアから 「カバーする文法項目の一覧のようなものがあるのか?」 「評価はどのような配分になっているのか?」 「コメントシートに毎回目を通しているのか」 といった質問をいただきました。 また終了後は、「よく練られた教案と丁寧な指導に感激した」といったポジティブなフィードバックを複数の方からいただきました。 加えて大規模クラスにおける協働学習のアイディアもご教示いただき、大変有意義な発表の場となりました。

大学初年次におけるサービスラーニング受講を契機とした態度特性変化その6 -自然言語分析ツールを用いたふりかえりシートの分析の試み-


申請者名:丹羽 恵理(2009年度 言語情報コミュニケーションコース修了)
発表する学会・大会名:日本福祉教育・ボランティア学習学会 第20回東京大会
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:http://www.jaass.jp/about
発表区分(研究発表、実践報告等):研究発表
発表年月日:2014年11月9日(日)
研究課題名:大学初年次におけるサービスラーニング受講を契機とした態度特性変化その6 -自然言語分析ツールを用いたふりかえりシートの分析の試み-
研究概要:
 大学等高等教育機関をめぐっては、「我が国の高等教育の将来像」(2005年)や、「学士課程教育の構築に向けて」(2008年)、「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて」(2012年)といった一連の中央教育審議会答申のなかで、能動的学修を促す体験活動を含んだ教育方法への期待が、繰り返し表明されている。とりわけ、インターンシップや留学体験と並んで、サービスラーニングは、PBL(Project/Problem-Based Learning)の手法としての期待感が依然として高いといえる。 そうした期待感を原動力として、サービスラーニングの学習成果を評価する試みは、これまでも、さまざまに取り組まれている。受講生に対して、活動前後に質問紙調査を行ったり、活動後にインタビューを実施したり、活動そのものからは、相対的に切り離されたものもある。一方で、毎回の活動を記録し、ふりかえる道具立てである「ふりかえりシート」や「日報」といった、一連のサービスラーニング活動の中で産出される媒体と分析対象としたものもある 。
 質問紙調査や成績評価など、定量的なデータを分析することは、以前から、SPSSやSASといった統計解析パッケージを利用し、比較的頻繁に行われてきた。一方で、インタビューのトランススクリプトや、ふりかえりシートや日報など、定性的で自然言語で表現されたテキストデータを分析するのは、グラウンテッドセオリーやKJ法などを駆使し、社会調査に熟練した調査者の技能に依存するか、キーワード抽出やダミー変数による数量化理論の適用といった方法に拠ることが多く、文章そのものを分析のデータベースとして活用することは少なかったといえる。
 そこで、自然言語分析ツールであるコーパスやテキストマイニングを用いて、大学生がサービスラーニング活動後に書くふりかえりシートの文章から、地域でどのような活動を学び、教室での学びと結んでいるのかを見る。次にその結果と従来のリフレクションにおける研究成果とを照合し、テキストマイニングおよびコーパスによる評価方法を提案した。

類義語としてのカタカナ語・漢語の意味的相違 -「シーズン」と「季節」の意味相違についての考察-


申請者名:陳暁静(2011年度 日本語教育プログラム修了)
学会・大会名:社会言語科学会
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:http://www.jass.ne.jp
発表区分(研究発表、実践報告等):言語学、意味論
発表年月日:2014/9/14
研究課題名:類義語としてのカタカナ語・漢語の意味的相違 -「シーズン」と「季節」の意味相違についての考察-
研究概要:
 『朝日新聞』」2012年のデータを用い、「シーズン」と「季節」の相違について検討し、両語の意味フレームを明らかにした。大きくは、「シーズン」が主に人間の行動・精神に基づき盛んである時期、スポーツ、イベントの始末の一つの時間的な区切りという二つの意味で使われている。例えば、「花見シーズン」「今シーズン」のような語である。また、専らの自然現象においては「季節」に近い意味も用いられている。例としては「繁殖シーズン」がある。一方、「季節」においでは、四季との関わりが深く、物理的な気候、比喩的な意味も使用されている。例えば、「花の季節」と「政治の季節」のような語である。人間の感情によって決められた時期を指すとき、「シーズン」の意味に近い語もある。例えば、「恋の季節」である。以上のように両語が類似している意味もあり、各々の特徴を有する部分もあることを検証した。

談話における「よね」の機能 ―対話的用法と共話的用法に注目して―

以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。

申請者:大久保加奈子(2007年度日本語教育学プログラム修了)
学会・大会名:日本語用論学会第15周年記念(2012年度)大会
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:http://www.pragmatics.gr.jp/cfp.html
発表区分:研究発表
発表年月日:2012年12月2日
研究課題名:談話における「よね」の機能 ―対話的用法と共話的用法に注目して―
研究概要:
 本発表の目的は、終助詞「よね」の談話における機能を明らかにすることである。「よね」は話し手の認識を提示し、その認識が相手と共有されることを言明する形式である。日本語母語話者の自然会話を収録した「立命館日本語会話コーパス」の用例を分析したところ、自分の提示した情報が共有可能かを相手に確認する用法と、相手の発話に対する同意や自分の解釈を示して相手に確認する用法が多く見られた。会話には複数の参加者がそれぞれ自分の発話を完結させてから相手の話を聞く「対話」的スタイルのものと、複数の参加者が共同で一つの話を作っていく「共話」的スタイルのものとがあるが(水谷1980)、日常の雑談では、「よね」は共話的なやりとりにおいてより好んで用いられ、相手との共通の話題を探ったり、互いの認識を確認、共有しながら共同でストーリーを構築したりする際に重要な役割を担っていることを主張した。
 発表後の質疑では、「よね」の基本的な意味に関する本研究での定義について「言明する」という表現はアスペクトが曖昧であるという意見、もう少しソフトな「認識していることを示す」に変更してはどうかなどの意見をもらった。この点は発表者のことば足らずな部分があったと思うので、改善したい。
 また、「情報提示」の用法の特殊性についてもいくつかの質問をいただいた。今回の発表では「情報提示」の用法は中心的な議題ではなく、深く掘り下げることができなかったが、今後の課題として考察を深めていきたい。
| 大久保加奈子 | 2012/12/09 2:09 PM |

日本語母語話者の美容院における雑談の分析 ―聞き手の発話に注目して―日本語母語話者の美容院における雑談の分析 ―聞き手の発話に注目して―

以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。

申請者名:増井奈穂美(日本語教育学プログラム・8期生)
学会・大会名:2011年度 日本語教育学会研究集会 第11回 関西地区
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:
http://www.nkg.or.jp/kenkyu/kk-yoko-1.htm
発表区分(研究発表、実践報告等):研究発表
発表年月日:2012年3月11日
開催地:京都外国語大学
研究課題名:日本語母語話者の美容院における雑談の分析 ―聞き手の発話に注目して―
research(成果):
 本研究は日本語母語話者の雑談に注目し、美容師と客とのやり取りの録音データを使用した談話分析である。美容院において美容師と客との間で交わされる会話は、ヘアスタイルなどの施術に関連するやり取りが主であるが、それ以外にも両者は互いに施術に関与しない内容の雑談を行っている。 美容院での雑談は会話データとして自然なものであり、個別の内容であるにせよ、いくつかの特徴や規則性があると考えられる。そこで、日本人との会話が苦手だという日本語学習者の支援を視野に入れ、日本語母語話者による美容院での雑談の特徴を調べることを試みた。  その結果、日本語母語話者のやり取りには聞き手の発話がその流れに大きな影響を及ぼしている箇所が多いことがわかった。なおかつ、母語話者のやり取りの中には聞き手の聞き流しが繰り返し見受けられたため、それらを会話例とともに示し、考察を加えて報告した。  発表後は参加者より、「雑談」を談話データとして分析対象とする場合の注意点や困難な点、「聞き流し」を更に分類して調査する必要性やその場合の例などを教わることができたため、今後の更なる研究に生かしていきたい。
| 増井奈穂美 | 2012/03/24 5:15 PM |


類義語としてカタカナ語、和語、漢語の意味相違の考察―中・上級レベルの学習者向け―

以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。 申請者名:陳暁静 2010年度 日本語教育プログラム修了 /文学研究科在籍
発表する学会・大会名:社会言語学科学会
学会・大会の投稿・審査規定が
掲載されているHPアドレス:http://www.wdc-jp.com/jass/28/
発表区分:研究発表
発表年月日:2011/09/18
研究課題名:類義語としてカタカナ語、和語、漢語の意味相違の考察―中・上級レベルの学習者向け―
研究概要:
 修士論文の引き続き、カタカナ語とその類義語の和語・漢語の調査を行った。今までの研究を踏まえ、中・上級レベルのカタカナ語とその類義語の意味相違を分析した。
 分析語の中から代表的な語「カラー」「色」「色彩」と「キー」「鍵」を取り上げ、発表した。発表後、司会の先生と、ほかの諸先生方から貴重なコメント・アドバイスをいただくことができ、今後研究を進めるにあたって、大きな指針を得ることができた。
| 陳暁静 | 2012/01/16 2:48 PM |


LangDraw: the Software Specialized for Drawing a Figure of Sentence Structure

以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
research
発表者:木村 修平(言語情報・2期生)
以下の通り、研究発表の報告を致します。

学会名:GLoCALL2011
発表区分:研究発表
発表年月日:平成23年10月29日
開催地:Century Park Hotel, Manila, Philippines
research
 "LangDraw: the Software Specialized for Drawing a Figure of Sentence Structure"という演題で研究発表を行いました。
 本発表では、私が3年に渡って開発を続けてきた言語構造式作図ソフトウェア「LangDraw」について、その概要および教員の教材作成の労力軽減にもたらす効果について述べました。XMLコードに基づくこのソフトは、数学や化学、音楽の世界ですでに応用が進んでいるマークアップ技術の言語教育学へのひとつの応用と言えます。また、文法訳読方式へのICT導入としても意義があることを強調しました。
 発表後、数人の参加者からプレゼンテーションで使用したスライドファイルをコピーしてくれるよう頼まれました。今後も開発を進め、より多くの方々に使って頂けるソフトとして完成度を高めてまいりたいと存じます。
| 木村修平 | 2011/11/06 7:59 PM |


Constructing a Platform for Situated Learning of Japanese Traditional Culture in the 3D Metaverse

以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。

申請者名:玉井未知留(2010年度 /日本語教育学プログラム修了生)
発表する学会・大会名: Osaka Symposium on Digital Humanities 2011(The Inaugural Symposium of Japanese Association for Digital Humanities)
開催地:大阪大学豊中キャンパス
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス: http://www.lang.osaka-u.ac.jp/~osdh2011/
発表区分:研究発表
発表年月日:2011/09/13
研究課題名: Constructing a Platform for Situated Learning of Japanese Traditional Culture in the 3D Metaverse

research:
 本研究の目的の一つは、ネット上の仮想三次元空間であるメタバースを利用することで、日本文化を学ぼうとする世界中の人々に対して、日本の伝統文化や習慣を学習できる実用的なe-ラーニング環境を提供することである。また、二つ目としてメタバース内で仮想的な身体を持つアバターの特性を生かし、従来のWebベースのe-ラーニングでは困難であった、状況学習(Situated Learning)のための新しい学習プロセスを創り出すことである。筆者を含めた研究チームでは、3Dメタバースの中でも、現在インフラとして現在最も普及している「セカンドライフ(Second Life)」を使用し日本の伝統文化に関する仮想的な展示環境の構築、舞能と能舞台の構築などに取り組んできた。今回、留学生にをアンケート調査を行った後に神社・五重の塔を構築。その仮想スペース上で実際のアバターを操作しながら日本人と留学生6名にタスクを与え、学習実験およびグループインタビューを行った。実験では、新参者(留学生)が古参者(日本人)に言語や日本文化を学ぶ様子に加え、日本人同士でも双方向対話的な知識の交換があり、即興的な「学習セッション」の様子が見られた。
 参加者からは、SL上での語学学習だけにとどまらず伝統文化や芸能の学習に発展できたら興味深いという意見をいただいた。
 また、SLにとどまらず他メディアの融合、AR(拡張現実)環境に付加情報としてバーチャルな物体を電子情報として合成提示なども試みてはどうかという意見もいただいた。
| michiru tamai | 2011/09/28 9:48 PM |


第二言語学習教室における「教育」のためのアイデンティティ使用

以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。

発表者:岡田悠佑(2005年度 言語情報コース修了・1期生)

学会名:社会言語科学会
発表区分:研究発表(論文発表)
発表年月日:2011年9月18日(日)
研究課題名:第二言語学習教室における「教育」のためのアイデンティティ使用:
「先生」,「学生」,「老人」,「若者」の一般化と尺度化

研究概要:
第二言語におけるアイデンティティ研究の方向性の1つとして、第二言語学習教室における教師のアイデンティティが果す役割が近年注目されているが相互行為的視点から実際の教室内でのアイデンティティの談話的構築と教育・学習の関係を論じた研究は見られない。本研究は、教師が「教師の仕事」を成すためにどのように自身や学生の持ち運び可能アイデンティティを教室でのやり取りに用いるかを探ることを目的としたものである。日本の大学での英語授業を録音したデータのうちの教師が自身と学生の年齢というアイデンティティを相互行為の中で使用している1件を明快な例とし、連鎖構造分析と成員カテゴリー分析似認知人類学で用いられる分類表の視点、言語語用論の視点を基にしたBilmes(2008, 2009a, 2009b, 2010, 2011)の形式化分析手法により詳細な分析及び結果の提示を行った。
作文課題のトピックに関する情報を説明することは教師の日常の仕事の1つである。分析から、 教師が自身と学生の年齢という持ち運びアイデンティティーを記事の内容と関連付け、説明・理解さ せることに成功したことが分かった。一般化そして尺度化による教師自身及び学生の持ち運びアイデ ンティティーの使用は、その理解の交渉可能度の余地の少なさから、教師の仕事を効率的に達成させることにつながる重要なリソースとなることがわかった。

参加者からは、相互行為における行為の意味についての質問があり、本研究の基づく談話構築主義における意味の取り扱いについてと現実主義における意味の取り扱いの違いなどを議論した。
| 岡田悠佑 | 2011/09/21 7:13 PM |


Twitter を用いた英語学習に対するモチベーション調査

以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
research
発表者:木村 修平(言語情報・2期生)

学会名:2011 PC Conference CIEC研究大会
発表区分:研究発表
発表年月日:平成23年8月8日
開催地:熊本大学 黒髪キャンパス
research
 「Twitter を用いた英語学習に対するモチベーション調査
‐授業外サポート・ツールとしての利用から見えた一考察として‐」という題目で研究発表を行いました。
 発表では、立命館大学スポーツ健康科学部でTwitterを授業街サポート・ツールとして導入した事例を紹介し、また、私が担当する6クラスの学生たちのTOEIC-IPスコアとTwitterの利用実態調査(アンケート)の相関関係について、口頭発表と論文で発表しました。
 統計検定の結果、Twitterを通じて英語学習に対するモチベーションが向上したと回答した学生とそうでない学生とでは、2回のTOEIC-IP受験結果の得点と得点変化率に有意差が発見されました。
 ちなみに、私のTwitter IDは @syuhei です。
| 木村修平 | 2011/08/22 8:52 AM |


以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
research
発表者:森永 弘司(英語教育P・1期生)
以下の通り、研究発表の報告を致します。

学会名:日英言語文化学会
発表区分:実践報告
発表年月日:平成23年6月4日
開催地:明治大学駿河台校舎
research
 今回授業で視聴させた映画Dead Poets Societyが学生の思考力を活性化させる上で効果のある映画であることは伝えられたのではないかと思う。発表終了後に1人の先生がこの映画を学生に見せたいのでDVDの情報に関して質問にこられた。DVDレポートの評価法に関して質問があった。
| 森永弘司 | 2011/06/19 12:49 AM |


言語構造式作図ソフトウェア「LangDraw」の開発とその活用‐スマートデバイス向け英文法学習コンテンツ作成を例に‐

以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
申請者名:木村修平(2005年度 / 言語情報コミュニケーションコース修了生)
掲載学術誌・掲載号・掲載頁:CIEC研究会論文誌・vol. 2・p63-68
雑誌の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:http://www.ciec.or.jp/
論文区分(研究、実践報告等):実践論文
発表年月日:2011/03/26
研究課題名:言語構造式作図ソフトウェア「LangDraw」の開発とその活用‐スマートデバイス向け英文法学習コンテンツ作成を例に‐
研究概要:本研究では,一般的な言語教育の教材などで多用される言語構造式の作図に特化したWindows 用ソフトウェア「LangDraw」の開発を行った.その活用事例として,同ソフトウェアを用いて作成された言語構造式図を組み込んだスマートデバイス向けの学習リソースを作成した.
| 木村修平 | 2011/03/31 12:07 AM |


【再送】
玉井さんの過去のコメントをテンプレートにして送信したところお名前を書き換えるのを忘れてしまいました。申し訳ありません。再送させて頂きます。

言語構造式作図ソフトウェア「LangDraw」の開発とその活用‐スマートデバイス向け英文法学習コンテンツ作成を例に‐

以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
申請者名:木村修平(2005年度 / 言語情報コミュニケーションコース修了生)
発表する学会・大会名:CIEC春季研究会2011
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:
http://www.ciec.or.jp/
発表区分:実践論文発表
発表年月日:2011/03/26
研究課題名:言語構造式作図ソフトウェア「LangDraw」の開発とその活用‐スマートデバイス向け英文法学習コンテンツ作成を例に‐

research:
震災の直後ということもあり参加者は少なかったですが、独創性を評価して頂きました。ユーザーインターフェイスにまだ難があるので改善を期待するとのことでした。なお、論文は『CIEC研究会論文誌 vol. 2』に掲載されました。
| 木村修平 | 2011/03/27 6:39 PM |


言語構造式作図ソフトウェア「LangDraw」の開発とその活用‐スマートデバイス向け英文法学習コンテンツ作成を例に‐

以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
申請者名:玉井未知留(2005年度 / 言語情報コミュニケーションコース修了生)
発表する学会・大会名:CIEC春季研究会2011
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:
http://www.ciec.or.jp/
発表区分:実践論文発表
発表年月日:2011/03/26
研究課題名:言語構造式作図ソフトウェア「LangDraw」の開発とその活用‐スマートデバイス向け英文法学習コンテンツ作成を例に‐

research:
震災の直後ということもあり参加者は少なかったですが、独創性を評価して頂きました。ユーザーインターフェイスにまだ難があるので改善を期待するとのことでした。なお、論文は『CIEC研究会論文誌 vol. 2』に掲載されました。
| 木村修平 | 2011/03/27 6:36 PM |


Social Network Service(SNS)での日本語学習者と母語話者とのやり取りが学習に与える影響について

以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
申請者名:玉井未知留(2010年度 /日本語教育学プログラム修了生)
発表する学会・大会名:異文化コミュニケーション学会 2010年度年次大会
学会・大会の投稿・審査規定が
掲載されているHPアドレス:
http://www.sietar-japan.org/jp/activities/conference/2010/index_en.html
発表区分:研究発表
発表年月日:2010/10/31
研究課題名:Social Network Service(SNS)での日本語学習者と母語話者とのやり取りが学習に与える影響について

research:
Social Network Service (SNS)の機能を持った相互日記添削型の言語学習サイト上での日本語学習者の書き込んだ日記、およびサイトメンバーによる添削・コメントを分析し、母語話者とのコミュニケーションを通して、学習者自身がその誤用に気づき、また疑問点を解決しながら正用に至る具体例を示しながら発表を行った。
以下のようなコメントや課題をいただき、今後の研究に反映させていけると考えている。
・添削者が日本語母語話者であるか、日本語教師であるかによって違いが出ると考えられる。不適切や間違った添削を受けた場合にどのようなことが起きているのかも分析できたらよいのではないか。
・一般的な語学学習とSNS上での学習の違いを、分析上はっきりと示す必要があるのではないか。
・サイトの機能的な改善について:添削・コメントをもらった後に、学習者がどの程度役立ったかをフィードバックできる機能があるとよいのではないか。
| | 2010/11/16 7:42 PM |


「日本語教師のためのMoodle入門」〜日本語教師のICTバリアフリーの試み〜

以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
発表者名:廣澤周一(2010年度 言語教育情報コミュニケーションコース修了)
学会・大会名:(財)北海道国際交流センター 日本語日本文化講座夏期セミナー25周年記念
日本語プロフィシェンシー研究会国際シンポジウム
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:http://proficiency.jp/
発表区分(研究発表、実践報告等):分科会口頭発表
発表年月日:2010年7月18日
開催地:函館国際ホテル
研究課題名:「日本語教師のためのMoodle入門」〜日本語教師のICTバリアフリーの試み〜

research(成果):
本発表では、日本語教師のICTに対する苦手意識をバリアフリーの観点から分析し、そのバリアを取り除く試みとして、言語教育において活用実績のあるLMSであるMoodleを学ぶための日本語教師のための入門コースをMoodle上に構築した。
コースは、どのように使うことできるできるかを概説した実践編と、実際に設定の様子をパソコン画面のキャプチャーで見ながら学ぶことができるチュートリアルを提供しており、コンピュータが苦手な場合でも段階的にバリアを下げていくことができることを提示した。
課題としては、コース内容の充実であり、特に自分自身でサーバー構築するステップをこういった形で解説してほしいという意見があったので、今後コースの充実を計っていきたい。
| 廣澤周一 | 2010/10/26 1:22 AM |


立命館日本語会話コーパス:話者,文法,音声,非言語情報付きコーパス

以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
発表者名:田中良・村上智子・木下未来・井ノ口智佳(2008年度 言語教育情報コミュニケーションコース修了 ほか)
学会・大会名:日本語教育学会 2010(平成22)年度秋季大会
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:http://wwwsoc.nii.ac.jp/nkg/menu-kobo.htm
発表区分(研究発表、実践報告等):デモンストレーション
発表年月日:2010年10月10日
開催地::神戸大学鶴甲第1キャンパス国際文化学部
研究課題名:立命館日本語会話コーパス:話者,文法,音声,非言語情報付きコーパス

research(成果):
本コーパスは母語話者同士の自然会話を記録し、その発話の、文法、音韻、関係性、非言語等といった全31種類の付属情報を記録し、それら全てを検索や数量の対象として同等に扱えるようにした。これにより詳細な条件での検索で、発話状況を克明に再現できるようになった。また専用コンコーダンサーを開発し本コーパスの多量な情報を高度にかつ手軽に扱えるようにした。本コーパスの日本語教育への貢献として、詳細な品詞や活用形等の文法情報を基にした実際の用例検索や、うなずき等を語と同等に検索や統計の対象にできたという点がある。
発表により、本コーパスの需要も確認できたが、同時にデータ量の少なさやタグつけの基準が他のコーパスとの違いによる一般性への疑問などの批判もいただいた。
| 田中良 | 2010/10/21 11:10 AM |


小学校英語活動から中学校英語につなぐための読み聞かせ

以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
発表者名:杉本光穂(08年度 英語教育学P修了/5期生)
学会・大会名:第10回 小学校英語教育学会(JES) 北海道大会
学会・大会の投稿・審査規定が掲載されているHPアドレス:http://www.e-jes.org/
発表区分(研究発表、実践報告等):授業実践発表
発表年月日:2010年7月18日
開催地:北海道工業大学
研究課題名:小学校英語活動から中学校英語につなぐための読み聞かせ

research(成果):
本発表では、小学校英語活動から中学校での英語学習へスムーズに移行するために、英語絵本をどのように活用することができるかを模索した私立中学校1年生を対象にして実施した教育実践を報告した。
小学校で慣れ親しむ絵本の読み聞かせを、中学校でも引き続き読み聞かせを行うことで「教材の連携」ができるのではないかと考える。内容理解ができているか確認していく活動を加え、その活動の難易度を徐々に上げていくことで絵本の読み聞かせが中学校1年生対象の活動として取り入れられると実践した。
読み聞かせた後にshared readingや自己表現につなげる活動を加えないのはもったいないのでは、という質問があった。小学校英語で絵本を中心に授業を展開していく実践とは異なり、中学校の授業の一部を用いて、小学校で慣れ親しんだ(もしくは小学生向きであろうと考えられる)絵本の読み聞かせを行っている。中学校の1年間で徐々に英語が難しいと思い、英語が嫌いになっていく生徒が多い中で、小学校で培っている力をスムーズに中学校の英語学習に移行していくための手段として実践したことを説明した。
| 杉本光穂 | 2010/08/02 9:49 AM |


以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
発表者:森永弘司( 英語教育学プログラム修了 / 1期生)
学会・大会名:日英言語文化学会年次大会
発表区分(研究発表、実践報告等):研究発表
発表年月日:2010年6月12日
開催地:明治大学駿河台校舎
research:最初に大学の英語教育における精読の必要を、薬袋式精読法を使用しておこなった実践報告と精読に関する授業アンケートを紹介することで明らかにしようと試みた。また精読するにふさわしい教材として文学作品のもつ長所に関して私見を述べた。フロアから精読に値する文章として文学作品に限定せず、社会科学や自然科学の名著も取り入れてはどうかという意見をいただいた。
| | 2010/06/20 12:41 AM |


以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
発表者名:寺嶋弘道(日本語教育学プログラム修了 / 2期生)
学会名:BCCWJモニター公開データ利用者サテライトセッション
発表区分:ポスター発表
発表年月日:2010/3/14
開催地:国立国語研究所
research(成果):
BCCWJを日本語教育の語彙選定に活用しようとするアイデア、また、それを検証しようとする態度は非常に肯定的な評価を得た。特に、エントロピーという指標を用いて、幅広く使用されている語彙を明らかにするということについては先行研究に例がなく、多くの方から関心を集めたと感じた。

意見をいただき、今後解決していきたい点としては下記のようなものがあった。
@頻度よりエントロピー指標が有効か
A選定した中に含まれる語彙の接辞をどのように扱うか
BJLPT3級語彙と経営学語彙に含まれないような語彙はどのように抽出するべきか
| 寺嶋弘道 | 2010/03/31 4:15 PM |


以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。

発表者名:大久保加奈子(日本語教育学プログラム修了/4期生)
学会名:第24回社会言語科学会研究大会
発表区分:研究発表
発表年月日:2009年9月20日
開催地:京都大学
research(成果):
おもに以下のような質問・コメントをいただきました。
1)話し手の「力」というのは、テモラオウの形式を使ったから示されるわけではなく、相互行為の中で行われている出来事のなかで「行為のリスト」のようなものがあるという前提がなければそもそも使えない表現なのではないか。
→そのとおりだと思います。今回は話し手の視点に重点を置いた説明を行なったのですが、今後そういった観点も盛り込んでいこうと思います。
2)もっとオーディエンスとの関係性、つまり視点やフッティングなどの観点を前面に出して論じたほうがいいのではないか。
→これは発表者自身も考えていたことです。そうした考えを読み手・聞き手に理解してもらえるようにもっとうまく議論を展開させなければならないと感じました。

以上のコメントのほかにも、有意義で建設的なコメントをたくさんいただきました。今後の研究に生かして生きたいと思います。
| 大久保加奈子 | 2009/09/23 1:25 PM |


以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
発表者:森永弘司( 英語教育学プログラム修了 / 1期生)
学会・大会名:大学英語教育学会全国大会
発表区分(研究発表、実践報告等):研究発表
発表年月日:2009年9月5日
開催地:北海学園大学
research:cloze testの一種であるC-testが読解力と聴解力を測定する上で、どの程度の妥当性と信頼性があるかを、4種類の語彙力測定テストとの比較を通して検証を試みた。読解力測定テストに関してはproductive Levels testの方が相関性が強かったが、聴解力テストに関しては最も強い相関係数が検出された。実施時間が10−15分ですみ、設問数も50問なので、簡便性を考えると英語の総合能力やレベル分けのためのプレスメント・テストとして利用できるだけの信頼性のあるテストであると考えられる。フロアーから
使用したC-testを使ってみたいとの発言があった。
| | 2009/09/10 11:37 PM |


以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
research
廣澤周一(言語情報コミュニケーションプログラム)
次の通り、researchをいたします。

学会名:第7回OPI国際シンポジウム
発表区分:研究発表
開催地:韓国教育課程評価院
発表年月日:2009年8月20日
research(成果):
オンラインを活用した日本語学習者と日本語教師を中心としたブログ・コミュニティは、日本語教育においては新しい視点であり、成果が期待されるという評価を受けたが、どのようにして参加者を集め、継続的に参加してもらうかと言う点と、ブログとプロフィシェンシーとの関係をより整理して示す必要があるという指摘を受けました。今後の研究課題として活かしていきたいと思います。
| 廣澤周一 | 2009/09/04 6:27 AM |


以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
発表者名:杉本光穂(08年度 英語教育学P修了/5期生)他
学会・大会名:第9回 小学校英語教育学会(JES) 東京大会
発表区分(研究発表、実践報告等):自由研究発表
発表年月日:2009年7月20日
開催地:東京学芸大学
research(成果):
主に以下のようなコメント、指摘をいただきました。

1.絵本の内容の概要把握を書かせるテストについて、絵を見て分かることをどうとらえるのかとのご指摘があった。児童の限られた英語の知識だけに頼るのではなく、絵や読み手の読み方やジェスチャーなどに注目して、まとまった英語を聞き理解することに絵本の読み聞かせが有効であるという本発表の趣旨を説明した。
2.従来の中学校で英語の文章を教えるように新出単語を導入した後、本文に入ることはしないのかと質問があった。未知語が多く出てくる絵本の読み聞かせでは、読み聞かせをしながら強調して繰り返したり、言い換えをしたりという工夫をしていることを説明した。
本発表から小学校の学級担任の先生が英語活動の中で絵本の読み聞かせが導入できるような支援体制が必要であることを再確認しました。
| 杉本光穂 | 2009/08/16 8:39 PM |


日本語の無対他動詞の直接受身文についての考察−中国語との対照研究を通して−

以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。

発表者:楊 彩虹(日本語教育学P 2期生)
学会名:北東アジア言語教育学会
発表区分:研究発表(口頭発表)
発表年月日:2009年5月30日
開催地:新潟県立大学
研究課題名:日本語の無対他動詞の直接受身文についての考察−中国語との対照研究を通して−

research:
中国語受身文の成立条件は「結果」であると指摘されてきた。しかし、「具体性」を明示することで成立させる場合もある。本発表では「結果」と「具体性」を「リアリティ」の下位分類にし、受身文の成立条件は「リアリティ」であると指摘した。その裏づけの一つとして、中国語において、現実において起こった「リアリティ」を持つイベントは受身文が成立しやすいのに対して、概念的なことは受身文が成立しにくいことを挙げた。
これに対して、「リアリティ」を持つイベントと概念的なものの違いは曖昧だという指摘をいただいた。今後より詳細に記述し、解釈していきたいと思っている。また、「リアリティ」という概念をより具体的に定義するように努めたい。
| 楊 彩虹 | 2009/06/02 4:52 PM |


以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
発表者名:柳美佐(08年度 英語教育学P修了/5期生)
学会名: 国際研究集会2009 外国語教育の文脈化
発表区分: 研究発表(口頭発表)
発表年月日: 2009年4月5日(日)
開催地: 京都大学
research(成果):

1. 在日朝鮮学校のバイリンガル教師によるL2朝鮮語教授法が、日本語教育黎明期における直説法による日本語教授法に近似しており、その成果は教師の熟練度に拠るところが多いのではないかとのコメントをいただきました。
2. 使用教科書の内容に関する質問から発展した議論では、継承語教育に用いられる教科書は、学習者である児童生徒の置かれた文脈を充分に理解して作られたものである必要性を確認しました。
3.現在まであまり注目されてこなかった朝鮮学校のイマージョン方式によるバイリンガル教育の具体的内容について、参加者から非常に高い関心を寄せられたことから、今後このフィールドの基礎資料を豊かにするための研究の必要性を再確認しました。
| 柳美佐 | 2009/04/09 10:11 PM |


以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。

申請者名:小川佳子(2007年度 日本語教育学プログラム修了)
学会名:2008年度日本語教育学会第7回研究集会
発表区分(研究発表、実践報告等):研究発表(口頭発表)
発表年月日:2008年9月20日
開催地:甲南大学

research:
質疑において、学習者のBeliefsと学習行動にズレが生じることが学習者にとって学習上問題点となるのかというコメントをいただいた。
ズレが生じることで学習者に内的葛藤がおこり問題が生じるのではないかという考えに基づいた研究であったので、この点を裏付ける研究調査を今後おこなっていきたい。
| 小川佳子 | 2009/03/31 1:12 PM |


日本語上級学習者の使役使用に関する適格性判断の誤用について

以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。

発表者名:中嶌容子(06年度 日本語教育学プログラム修了 / 3期生)
学会名:日本語教育学会 2008年度 第11回 研究集会
発表区分:研究発表
発表年月日:2009年3月7日
開催地:同志社女子大学 今出川キャンパス
research(成果):
日本語上級学習者の使役使用に関する適格性判断の誤用について発表し、発表内容に対して次のようなコメントを得た。

 1)誤用理由の判断が適切か否か。
 (フォローアップ・インタビューの内容を明示する方が良い)
 2)調査票の内容を全て提示した方が良い。
 (ハンドアウトの枚数制限があり、今回は適わなかった)。
 3)使役の用法別に調査を行っているので、その結果を結論に
  生かせたのではないか。
 (質問者が調査票の送付を希望されたので、調査票作成のための
予備調査の結果と併せて送付)

 短時間の発表で過不足なく情報を伝える難しさを改めて思い知った。文法関係の発表で往々にして見られるが、聞く側の理解速度と発表の速度の差が(ハンドアウトを丁寧に作成しても)埋まらなかった。
 調査票については、学習者があまり使用しない用法を問う設問に工夫の余地がある。
| 中嶌 容子 | 2009/03/23 3:23 PM |


以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。

発表者名:楊 彩虹(2006年度 日本語教育学P 終了)
学会名:日本中国語学会
発表区分:研究発表(口頭発表)
発表年月日:2008年10月26日
開催地:京都外国語大学
research(成果):
主に以下のようなコメント、指摘をいただいた。
@本発表では、中国語の受身文において、自然力である原因が「施事」(動作主)になる場合、直接的な原因が「施事」になりやすく、間接的な原因が「施事」になりにくいと述べている。これに対して、「間接的な原因と直接的な原因を区別する基準は何なのか」という指摘をいただいた。
この質問に対して、本発表では同じ事象において間接的な原因と直接的な原因を相対的に考察した。今後一般性を持つ基準を検討していきたい。
A本発表では、原因と道具を取り上げて、中国語受身文の「施事」(動作主)の成立条件を検討した。これに対して、原因、道具が「施事」になる共通的な条件は何なのかという指摘をいただいた。
これを今後の課題にしたい。
| 楊 彩虹 | 2008/11/02 4:04 PM |


以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。

申請者名(2005年度 英語教育プログラム修了):森永弘司
発表する学会・大会名:JACET全国大会
学会・大会の投稿・審査規定が
掲載されているHPアドレス:http://www.jacet.org/
発表区分(研究発表、実践報告等):研究発表
発表年月日:2008年9月13日
研究課題名:受容語彙サイズ、発表語彙サイズと語彙知識の深さの関連性およびこの三の語彙力構成要因と読解力および聴解力との相関性に関して

research:
聴解力テストの採点の際のスペル・ミスの許容度に関する質問と聴解力テストの得点を目的変量とし、受容語彙数、発表語彙数、語彙知識の深さを説明変量として重回帰分析をした際に、語彙知識の深さだけがマイナスの相関が現れた原因に関してどう考えるかという質問をいただきました。発表者がこの発表を通して提言した大学の英語教育における語彙力増強の重要性に関しては、理解と賛意をいただきました。
| 森永弘司 | 2008/09/15 12:00 AM |


以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。

発表者名:池田洋子(日本語教育学・4期生)
学会名:社会言語科学会第21回大会
発表区分:研究発表(ポスター発表)
発表年月日:2008年3月22日(土)
開催地:東京女子大学

research:
上下差のある初対面会話における個人的情報の内容と開示方法について、以下のコメントと研究の今後の発展方法について御意見をいただいた。
1)方法論:上下関係における開示方法と交換される情報内容について知りたいのであれば、被験者にはじめから学年に関する情報を与えておくべき。
2)学生同士だけでなく、今後は社会人であったり主婦同士の初対面会話なども調査して学生同士の結果と比較してみると興味深い相違が現れるのではないか。
3)内容と開示方法だけでなく、交換される内容の深さ(程度)についても調査をしてみると、初対面会話における個人的情報の開示についてより明らかになる。内容の深さを測る方法として、第三者に録画したものを見せて、各情報内容、開示方法について5段階評価をしてもらうやり方がある。

特に1)については盲点であった。すべてのペアで学年について開示があったから良かったものの、(「学年」に関する開示方法も見たいが)「上下差」に焦点をあてるのであれば最初から被験者に学年に関する情報を与えておかなければならなかった。
以前から自己開示の程度を測る尺度を探していたので、教えていただいた 3) の方法について今後検討してみたいと思う。
| 池田洋子 | 2008/04/19 5:44 PM |


以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。

発表者名:大久保加奈子(日本語教育学P・4期生)
学会名:社会言語科学会第21回大会
発表区分:研究発表(ポスター発表)
発表年月日:2008年3月22日(土)
開催地:東京女子大学
research(成果):
 日本語の尊敬語・謙譲語の選択は場面によって規定されるだけではなく、話し手が2つの形式を使い分けることによって状況に異なる意味付けを行なうことがあるのではないかということを、結婚披露宴の司会者の発話データをもとに示した。

 ポスター発表ということで、たくさんの方から直に多くのコメントをもらうことができた。おもな意見を集約すると以下の3点に絞ることができる。
@今後、異なる司会者やジャンル、言語形式についても分析を行ない、汎用性を高めてはどうか。
A本研究で謙譲語として扱われている「(さ)せていただく」の形式は謙譲語ではなく、丁重語なのではないか。
B謙譲語は単なる「受け手尊敬」なのではないか。
 いずれも今後の課題としたい。特にABについては今回の発表ではスペースの都合で詳しく触れることができなかったが、今後別の機会に説得力のある議論を示したい。

| 大久保加奈子 | 2008/03/25 10:38 PM |


これまで研究発表支援を同窓会からさせていただいた研究発表を旧HPから転載します。



以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
Re: research
日本語教育学プログラム、2回生の辻本桜子です。
以下の通り、研究発表のご報告をさせていただきます。よろしくお願い致します。

学会名:日本語教育学会第10回研究集会(中国地区)
発表区分:研究発表
発表年月日:2007年12月1日
開催地:広島大学
research:どのような場面で、どのような相手に「助言」を行うか、または行わないか、質問紙調査を行い、中国人日本語学習者の「助言」表明について、日本語母語話者との比較を通して考察を行った。発表後、司会の先生と、開催校である広島大学の諸先生方から貴重なコメント・アドバイスをいただくことができ、今後リサーチ・ペーパーを進めるにあたって、大きな指針を得ることができた。



以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
Re: research
発表者:岡田 悠佑(1期生・言語情報C)
学会名:JALT2007
発表区分:研究発表
発表年月日:11/23/2007
開催地:東京
research(成果):
・学びのためのインタラクションの中で学習目標となる知識がまずどのように構築され、発見され、そして学習されるのか、その作業の中で学習者のインタラクションへの参加がどのような役割を果たすのか、ということを、第二言語教室データの中の1つの明快な例の分析を基に示した。
・学会発表の場合、アイコンタクトやボディランゲージなどのパフォーマンンス部分に気を使うよりも、先ずしっかりとした原稿を用意して、内容を確実に伝えることが重要だと改めて実感した。時間をオーバーして質疑応答の時間がなくなったり、発表が途中で終わってしまう発表者が少なくなかった。またアニメーションを多用したスライドは派手だがそっちの効果に注意がいき、内容が伝わりにくいので、限定的に効果的に内容を伝えるためにどうしても必要な部分だけに使用するのが望ましいと思われる。



以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
Re: research
英語教育学プログラム修了生の山口麻美です。
researchをさせて頂きます。
学会名:   映画英語教育学会
発表区分:  研究発表
発表年月日: 2007年10月20日
開催地:   摂南大学
research:
 口語英語で日本人が苦手とする句動詞の理解に、イメージを活用が有効かを検証した。その理解の指標に語彙サイズを使用した結果、句動詞の正解率と語彙サイズの間には、高い相関があった。また、今回はイメージの有効性を証明する事ができなかった。今後の課題としては、時間と回数が不十分だった事を反省し長期的なスパンで句動詞の定着を計っていきたい。




以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。
Re: research
澁谷きみ子(日本語教育学プログラム 1期生)

学会名:日本語教育学会第8回研究集会関西地区
発表区分:研究発表
開催地:大阪日本語教育センター
research:
 質疑において読解力とは読解スキルの熟達と言えるのではないか、また音読に関しては既有知識や文法力も影響するのではないかとの指摘を受けた。テスト結果や音読過程の分析のより深い考察が必要と分かった。
 今後の課題におけるBUZZ READINGに関して期待の声を聞くことができた。今回の発表の反省を踏まえ、さらに本研究の意義を追究したいきたい。



以下のとおり研究発表を行いましたので、ご報告申し上げます。

Re: research
発表者:森永 弘司(英語教育P・1期生)
学会名:全国英語教育学会
発表区分:実践報告
発表年月日:平成19年8月5日
開催地:大分大学
research(成果)

私が文学(英詩)を大学の教養課程の教材として取り上げるメリットとして指摘した以下の5点に関して、肯定的評価及び賛意をいただきました。

1.教養を高めるうえで役立つ。
2.語彙力を伸ばす上でESPに基づくプログラムよりも有効であ
  る。(この点に関しては、昨年のAsian TEFLで発表した)
3.押韻をふむために倒置がおこなわれることが多く、正確な読
  解力が要求されるため、精読力を涵養することに適している。
4.脚韻や頭韻が用いられる事が多いので、音声に関して敏感にな  る。
5.深い読みに必要とされる、行間を読む力を身に付ける上で
  かなりの効果がある。

| alumni | 2008/01/20 1:30 PM |


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